樹種について
大川家具製作所では、主にヨーロピアンオーク、メープル、ブラックウォールナット、ブラックチェリー、ニヤトーの5種類の木材を使用しています。それぞれの樹種は、色味や木目に魅力的な特徴を持っています。各樹種について簡単にご説明していますので、家具選びの際に参考にしていただけると幸いです。上記以外の材に関しても取り扱いは可能です。ご希望の材がございましたら、別途お問い合わせください。





ヨーロピアンオーク
ヨーロッパ原産のブナ科の落葉広葉樹。
硬く強度があり家具用材として最も有名な材だと思います。木肌はやや荒く、板目で材を取ると力強い木目が表れ、独特の存在感を見せてくれます。柾目で材を木取ると雰囲気が変わり直線的な美しい木目が特徴的です。また、柾目材取りでは、独自の繊維構造から時に「虎斑」という木目が表れることもあり、個性豊かな表情を楽しむことができます。オイル仕上げだけでなくソープ仕上げや着色など、様々な仕上げ方と相性が良く、仕上げを変えることで様々な表情を見せてくれますのでそこも魅力の一つです。
一般的に見ればホワイトオークやナラと非常に似ているため混同されやすいのですが、それぞれ少しづつ特徴や雰囲気が異なります。木目や材としての強度、色味、仕上がった時の雰囲気など様々な点を考慮し、大川家具製作所では、東ヨーロッパ産のヨーロピアンオークを採用しています。





ハードメープル
北米原産のカエデ科の落葉広葉樹。
硬く強度があり家具用材として適しています。非常に丈夫で衝撃や摩擦にも強いことで知られています。肌目は緻密で非常に滑らかな触り心地が特徴です。白い木肌は、オイル仕上げだけでなくソープ仕上げとも相性が良く清潔感のある印象です。経年変化により段々と飴色に変化します。時間を経るほどに味が出て、最初とは違った魅力が出てきますのでとても愛着が湧いてくる木材です。



ブラックウォールナット
北米原産のクルミ科の落葉広葉樹。
家具用材としては適度な硬さと強度持っています。最大の特徴は、紫色がかった暗褐色の深い色合いとその美しい木肌です。オークやハードメープルに比べ少し軽いものの、加工性も良く狂いも少ないため家具用材として非常に優秀です。経年変化により紫がかった部分がとれ、艶のある美しい濃い褐色になっていきます。チークやマホガニーと共に世界三大銘木にも数えられています。



ブラックチェリー
北米原産のバラ科の広葉樹。
硬く強度があり家具用材として適しています。ハードメープルと同様に木肌は緻密で非常に滑らかな触り心地です。赤褐色の色味と滑らかな質感が最大の特徴で、木材自体の油分が豊富で滑らかな質感と自然な艶感を併せ持っています。経年変化が大きいことでも知られています。
製材したての材は淡い薄桃色をしていますが、年月を経ると紫外線の影響により変色するのが特徴です。最終的には飴色に近い濃い赤褐色になります。
緻密で滑らかな木肌を持ち、メンテナンスを施す程に美しい光沢を得ることができるので、使い込むほどに風合いを増すという無垢材ならではの特性を一番実感しやすい材だと思います。




ニヤトー
東南アジア原産のアカテツ科の広葉樹。
家具用材としては、少し柔らかく軽めのものから硬く強度があるものまで個体差がある材です。
テーブルや椅子などの脚物家具に使うにはやや材強度が足りない個体もあるため、大川家具製作所では箱物家具のみで使用しています。色味は赤褐色で系統で言うとチェリーに似ていますが、木肌や木目はまた違った表情を持っています。柾目に挽くと整った印象を持ちながらも南洋材独特の雰囲気も併せ持ち、良い表情を見せてくれます。